ファッションにおけるカラーコーディネートとは
カラーコーディネートの基本
ファッションにおけるカラーコーディネートの基本は、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3つ。
ベースカラーは、コーディネートの中で最も面積が大きい色で、配色の基本となります。着こなしによって、ベースカラーの面積を変化させることもできます。
- アソートカラーは、ベースカラーに組み合わせる色。ベースカラーの次に面積を占める色を指します。
- アクセントカラーは、配色に変化を与え演出効果を高めます。使用面積は小さく止め、他の色より対照的で目立つ色を使い、コントラストをつけます。
目的に応じたカラーコーディネート
ファッションにおけるカラーコーディネートの基本は、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーを意識することですが、例えば清楚なイメージがダイレクトに伝わる白のウエディングドレスなど、ワンカラーコーディネートが効果的な場合があります。
ベースカラーのみ・またはベースカラーとアクセントカラーなどのシンプルなコーディネートや、多色使いで自己主張が強いコーディネートなど、目的に応じて配色を使い分けることが大切です。
配色効果と調和
ファッションカラーコーディネートの場合はトップとボトムの面積、トーンや色相の配色バランスが重要。トップとボトムの色の面積比率を変えることで、同じ面積で配色するよりも、ベースカラーが明確になり強弱がつきます。
トップとボトムの色の対比が強すぎる、逆に色の境界があいまいでぼけて見えるという場合は、境目となるウエストのベルトやトップのヘム(裾)に別の色を入れ、セパレーション効果を取り入れることで、配色を調和させることができます。
記事監修:株式会社プラスカラーズ 代表 岩田亜紀子 / 色彩検定1級カラーコーディネーター
参考文献:色彩検定公式テキスト 2020年改訂版