【ドミナントカラー配色】色相のイメージがダイレクトに伝わる
ドミナントカラー配色
1つの色相を選び、3色以上を使った配色をすることで、色相のイメージをダイレクトに伝えながら統一感を与えます。これをドミナントカラー配色といいます。
ドミナントは、「支配的な」「優勢な」という意味。例えば、夕焼けの風景が赤みがかって見えるように、ドミナント効果は自然の中にも見られます。
ドミナントカラー配色技法
- 3色以上を使った配色。
- 同一色相(色相差0)
色相に統一感があれば隣接・類似色相(色相差1〜3)の範囲で選択可能。 - トーンは自由に選択する。
同じ効果を与える配色に、ドミナントカラー配色の一種であるトーンオントーン配色があります。
ドミナントカラーの注意点
- ドミナントカラー配色は3色以上なので、2色の場合はトーンオントーン配色になる。
ドミナントカラーのコーデ 配色例
緑みの青の同一色相で、明清色・中間色を使ったドミナントカラー配色。
黄の同一色相で暗清色・中間色を使ったドミナントカラー配色。
ドミナントカラーの演習
色彩検定テキスト3級掲載のトーン図で、各トーンと明度・彩度の関係を把握しましょう。日本色研の配色カードの演習台紙に「新配色カード199」を切って貼付することでより理解が深まります。
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トーンマップを理解したら、ドミナントカラーのファッションコーデを考えてみましょう。ファッションの配色を確認できるイラストデータはこちら↓。色相環・トーン区分図入りです。データはプリントや複製して繰り返し使えます。
この記事は、色相のイメージがダイレクトに伝わる「ドミナントカラー配色」について紹介しました。
次回は、ドミナントカラー配色の一種である「トーンオントーン配色」について、解説します。
記事監修:株式会社プラスカラーズ 代表 岩田亜紀子 / 色彩検定1級カラーコーディネーター
参考文献:色彩検定公式テキスト 2020年改訂版